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症状別改善の症例報告

自律神経症状・慢性疲労の症例

自律神経失調症こそ、漢方鍼灸を!

自律神経失調症の代表的症状として、「めまい、冷や汗、耳鳴、吐き気、微熱、過呼吸、生理不順」といった身体症状
「情緒不安定、不安感、イライラ、抑うつ気分」といった精神的症状

などが挙げられます。これらの多様な諸症状を総称して、不定愁訴といいます。

西洋医学では、不定愁訴に対し、個々の症状への対処療法以外に、ほぼ為すすべがないに等しいようです。

一方、漢方医学では、自律神経失調症に伴う様々な不定愁訴の治療を得意とします。そもそも、漢方医学には、自律神経という概念がありません。なので、自律神経に対して直接作用させようという意図で、治療を行うということはありません。

それでも、漢方医学的理論に基づいた診断で、他の病気と同様、十分対応できます。(ただし、こういったホームページでの案内や患者さんへの説明などは、便宜上、自律神経の名称を使いますが…)

診断と治療が共に適切であれば、これから紹介します症例の様に、比較的早期に改善できる可能性があります。

私は、自律神経失調症や、そこから派生する慢性疲労症候群が、あらゆる病の大本であると考えております。そのため、大阪市北区の漢方鍼灸院「大阪天満 かわかみ吉祥堂」では、自律神経失調症に対し、特に力を入れて治療しております。

当院で治療した

疲労倦怠感、めまい、耳鳴・突発性難聴、起立性調節障害、

など代表的な自律神経症状改善の症例をご紹介しますので、どうぞご参考になさってください。

また、生理不順は婦人科疾患、パニック発作(過呼吸)・うつ病・適応障害などは心療内科・精神科疾患で紹介しておりますので、併せてそれぞれのページをご参照いただけたらと思います。

症例1 めまい、過呼吸、後頭部痛でお悩みの大阪市30代の女性

患者:30歳 女性 教員
初診日:2012年2月17日

主訴について

①めまい
2011年9月より発症。左右に揺れる
立位で起こることが多く、左右に頭が揺れる感じ。
午前中(起床時や出勤時)、週末などが多い。
②過呼吸
「既往歴~現病歴」参照
③後頭部痛(右>左)
めまいと同時期に発症。入浴で緩解。

その他の症状

〇9月~12月まで食欲不振
その時期の記憶があまり無く、家族に「よく疲れた」とこぼしていたらしい
〇全身の倦怠感

〇気分の浮き沈みが激しく、イライラする。

既往歴~現病歴/生活環境/精神状態など

24歳で大学院を卒業後、女子高の教員となる。

27歳(’09)で共学の高校へ契約教師として採用される。
男子生徒にも指導するということで、以前より気が張るようになった。
また勤務時間が以前の学校より長くなった。

正式採用されるよう、2年間生徒指導に関してかなり努力した。
採用試験に受かるよう、かなり勉強した。
今思うとかなり無理していた2年間だった。

29歳(’11年) 教員として正式採用。
この年から担任を任される。
男性の学年主任のチェックの目が厳しく、それをかなり気にしながら勤務していた。

同年8月に部活の顧問を任され、夏休み合宿に一週間帯同。

同年9月に、先輩教員とのトラブルがあり、
その腹いせか、生徒指導のことで厳しく叱られることが度々あった。
同時期に食欲が無くなり、熟睡感も減ってきた。

同年12月 職員室で過呼吸になる。
職場カウンセラーより心療内科を紹介され、自律神経失調症と診断を受ける。

<性格>
気にしい。
他人が注意されているのを、傍で聞いていても、自分のことのように受け止めがち。
人の言葉に敏感に反応しやすい。

<精神状態>
仕事に対してやりがいを感じている。
生徒の成績に関して学年主任のチェックがあり、プレッシャーを感じる。

<職場環境>
仕事にやりがいを感じているが、様々なプレッシャーを感じる。
勤務時間が午前8時から午後8時で、週1回しか休みが無い。

漢方医学的診断/治療と経過

【漢方医学的診断】
○めまい・後頭部痛
肝うつ気滞⇒頭部における胆経の左右の気血の流通のアンバランス

○過呼吸
肝うつ気滞化火⇒心肝火旺

【治療と経過】
後谿、申脉、足臨泣、百会から1穴のみで徐々にめまい軽減し、7診目でほとんど無くなり、9診目の4月5日で治療完了。

まとめ

既往歴~現病歴から明らかなように、本症例は、職場での過度なプレッシャーやストレスが積み重なり、心身ともにキャパシティーオーバーとなったことによる自律神経失調症の諸症状でした。

自律神経失調症の多くは、家庭・地域・職場といった人間関係、あるいは季節や気象も含めて、外部環境に対する適応力が低下に起因しています。こんなとき、たいてい、心身ともに余裕がありません。

心身ともに余裕がないときは、一つでも負担になっている対象を軽減していくことが最優先です。

漢方鍼灸では、まず体内の内部環境を整えることで、体の負担を軽減させます。体の負担が軽減されると、次第に心の余裕が生じやすくなります。

本患者さんの場合、問診での様子から、ご自身の負担となっている対象や要因を理解されていたことが伺えました。また、職場の方の理解により業務負担を抑えられたことも、比較的早期に鍼の治療効果が出やすい要因でした。

自律神経失調症に限らず、どんな病も、自分と外部環境が折り合いがつかないからこそ生じるものだ、と私は考えます。特に、自律神経失調症で悩まれている方の多くは、様々な葛藤の中で、自分の弱さと向かわざろうえない場面に出くわしていることでしょう。それは、術者である私も同様です。

一本の鍼で、患者さんが段々と元気になっていくお姿を見られるときは、逆に私の方が勇気をいただきます。そんな場面に沢山出あいたい、ただ素直にそう思って鍼を握らせていただいています。

こちらに、本症例の患者さんの喜びの声を紹介させていただいています。

症例2 耳閉感の伴う耳鳴と特発性難聴でお悩みの大阪市10代の女性

患者:女性 17歳 学生
初診日:2011年12月16日

主訴について

①右耳の耳鳴
高校入学以降、テスト勉強後、耳鳴になった。
高校2年生の4月以降は頻繁に鳴り出した。キーンとする高音。
時折、耳閉感も伴う。

<増悪因子>
テスト期間

②左耳の特発性難聴
小5(’05年)の春に、検診にて発覚。当時は高音のみ。
当時、本人の自覚が無かった。
耳鼻科を受診したところ、めまいの薬を処方され、1カ月服用するも改善しなかった。

高校入学以降、低音が聴きずらくなってきた。
左側から話しかけられると、聞こえない。

その他の症状

〇生理痛がきつく、バファリンを飲んでいる。痛みの性質は鈍痛。
痛みの部位は下腹部を中心に、ミゾオチのあたりまで痛む。
生理周期については既往歴を参照。

また、生理周期に伴う主訴の変化は、初診時には分からなかったが、
治療経過で耳鳴が緩解することで、生理中(2・3日目)と右耳鳴の相関性に気付いた。

〇中学生以来、右側頭部痛(ズーン)

〇左右のふくらはぎが痒い

※解説イラストは表記上、裸モデルを使用していますが、実際は服を着用したまま、診察・治療を行っております。

既往歴~現病歴/生活環境/精神状態など

小学校4年の時に、両親が離婚⇒このことに関しての、情緒面の変化は、本人曰く覚えていない。
小学校5年 主訴発症

中学校 バレー部所属
中3 右手が、時々、勝手に痺れたり震えたりすることがあった。

10歳で初潮、小学校の時は周期が不定期で、3Wに1回。
中学校では28~30日周期。高校では40日から1ヵ月半の周期。
生理痛は中学生になって以来きつくなっている。

高校入学以降、勉強を頑張り出して以来、右耳に耳鳴が頻繁に現れる。寝起きが悪くなる。

漢方医学的診断/治療と経過

【漢方医学的診断】
家庭環境やテスト勉強のストレスが積み重ねっての肝うつ化火

【治療と経過】
百会の右側or左側、申脉、後谿をする中で、まず右耳鳴が軽減。
6診目(’12年1月20日)で、ほぼ気にならなくなる。
左耳の難聴は、以前より聞こえるようになったものの、なんとなく聞こえる程度。

11診目(4月12日)には、耳鳴はほぼ完治。

13診目(5月24日)難聴は以前より聴こえやすくなったものの、まだ不自由がある様子を確認。
一度左少沢、少衡へ刺絡(点状に出血させる)を施したところ、難聴が明らかに改善。
その後、英語のリスニングテストで左耳からでも音が聴き取れるようになった。

まとめ

本患者さんは、耳鼻科にて、特発性難聴と診断されたそうです。一般に、「特発性疾患」とは、原因不明な疾患とされています。しかし、漢方医学的な問診と体表観察によって、精神的ストレスが、耳への何らかの悪影響を及ぼしたことは、明らかでした。
漢方医学では、どんな疾患であっても、症状の背景である生活状況や精神状態についての確認しながら、全身と局所の兼ね合いを診ていくことを重視します。それにより、病院で行われる局所的な検査で原因不明であっても、漢方医学の観点からみれば、原因が明らかな場合が多々あります。

その意味で、漢方医学的な鍼灸の存在意義や価値を実感させていただいた症例でした。

こちらに、本症例の患者さんの喜びの声を紹介させていただいています。

症例3 過労時に伴うめまい、首・肩のこりでお悩みの大阪市70代の女性

患者:女性 70歳 主婦
初診日:2011年10月25日

主訴について

①回転性のめまい
30年前より、肉体疲労時にめまいを発症して以来、5~6年に1回出る。
今回のめまいは8月から発症。ひどい時は、座っていても寝てても、目が回っている。
耳鼻科受診を受診し、一度軽減するも、10月に再発。
ひどくなる時は座っていても、寝ていても目が回っている。

<増悪因子>
手芸など集中しての作業後。

②首・肩こり(後頭部から肩井あたりまで 左=右)
16年前に顎下腺腫瘤(右側)の手術をして以来の肩凝りがきつくなった。重く痛い

その他の症状

左股関節が痛い
風呂上がりにパンツを穿く際、左足を挙げると痛む
5~6年前より、両耳に補聴器を入れている。

※解説イラストは表記上、裸モデルを使用していますが、実際は服を着用したまま、診察・治療を行っております。

既往歴~現病歴/生活環境/精神状態など

40代、妹さんの病気の看病で奔走していた時期。この後に、めまいを発症。
44歳 右顎下腺腫瘍、その2~3年後くらいから肩こりがきつくなってきた。
61歳 右乳ガン切除、その後更に肩こりが悪化。
64歳 手のしびれが出てきた頃で、67歳で趣味の手芸を止める。
70歳 8月に、3年ぶりに手芸を再開したところ、主訴発症したため、再び休止
10月手芸を再開したら、めまい再発。

漢方医学的診断/治療と経過

【漢方医学的診断】
肝うつ気滞・腎虚に伴う頭部胆経における気血の流通のアンバランス

【治療と経過】
右申脉穴のみで4診で完了。
その過程で、当初、訴えに聞いていなかった左股関節の痛みも緩和。

まとめ

顎下腺腫瘤と乳ガンが、右側に発症したことから、体の右側上部に気血が停滞しやすい体質傾向にあるようでした。それにより、本人の自覚として肩こり左右同じくらいであるものの、 触診上、右側の肩こりのほうが古い様子を感じました。
また加齢とともに下半身の機能が弱くなることで、身体上部に気血の停滞が起きやすい状況にありました。

そこで、右くるぶし下の申脉穴にしたところ、4診目でめまい消失。と同時に、左股関節痛も軽減しました。

適切な治療により、全身の統一性が取れることで、めまい・首肩のこりと、左股関節痛、関連性のなさそうな症状であっても、数珠つなぎに緩和していくことは、漢方鍼灸ではよく経験することです。

また、それが漢方鍼灸の一番の醍醐味であり、患者さん・術者双方にとって、大変うれしいことでもあります。

こちらに、本症例の患者さんの喜びの声を紹介させていただいています。

症例4 物心ついた頃からの倦怠感でお悩みの大阪市30代の男性

患者:30代 男性 公務員
初診日:2011年6月13日

主訴について

倦怠感が1日中あり、ものごとをやり始めるのに時間がかかる。
30歳、過ぎてから、雨やくもりの日のだるさが悪化していった。

寝起きが悪く、起床してから30~60分後に、やっと行動に移せることができる。

<倦怠感の増悪因子>
くもり、雨、春先、季節の変わり目、朝

<倦怠感の緩解因子>
・リズム良く仕事をしている感覚がある時(=気分が乗っている時)

・クラリネットの演奏中、楽器との波長が合った時
(心地よい震動の真ん中にいるのを感じる)

・お風呂で発汗出来たとき(逆に発汗出来なければ不変)

その他の症状

〇首・肩のこり(左>右)
〇ここ5,6年の手のほてり(以前は冷え性)
〇ここ1年、動悸が突発的に起きる

※解説イラストは表記上、裸モデルを使用していますが、実際は服を着用したまま、診察・治療を行っております。

既往歴~現病歴/生活環境/精神状態など

母親のしつけがかなり厳し過ぎかった。そのため母親で甘えたことがほとんどなく、本音で会話をした覚えがない。一方、父親は仕事が忙しく、子育てに無関心で、父との関係性が希薄な幼少期を過ごした(学校の行事に来てくれることが一切無かった)。
こういった家庭環境の中で育ったせいかで、自分自身の感情を表現することが苦手だった。ものごころをついた頃から、何らかのストレスが溜まっていた様に思うが、ストレスと倦怠感の関連は、本人曰くよく覚えていないとのこと。
5歳 水槽のガラスで、左示指が切れそうになった。以来、示指第2・3関節の痺れが時々出てくる。
小学校 6年間、ソフトボールをしていた。周りに、「クズ」「ノロマ」とよく言われていた覚えがある。この当時から、体の怠さを感じていた。
15歳 虫垂炎
16歳 自然気胸
大学卒業後、官庁関連の勤務。先輩上司からの指示を信用できるものではなかった為、仕事は自分で覚えていった。
27歳 結婚

<人間関係>
職場の先輩、夫婦関係共にあまりうまくいっていない。

<趣味>
高校時代から続けている吹奏楽(クラリネット)で、毎週末、練習に出かけている。
⇒このことで奥さんから、よく文句を言われる。

漢方医学的診断/治療と経過

【漢方医学的診断】
肝鬱気滞

【治療】
百会、後谿、申脈穴から一穴

まとめ

「慢性疲労症候群」とは、全身を動かしがたいほどの倦怠感や疲労感が長期間に及ぶ原因不明の病気とされています。

本患者さんの「物心ついた頃から」という長期間に及ぶ疲労感は、緩解因子の様子から、「慢性疲労症候群」ではなく、いわゆる「慢性疲労」の範疇です。ただ、漢方鍼灸に携わる施術者として、問診での「物心ついた頃から」という表現に、一つの違和感を覚えました。

問診では、患者さんが症状について話される言葉を頼りにして、症状の原因を探ります。しかし、症状について極端に表現された場合、術者はその表現を額面通りに受け取り難いことがあります。そんなときほど、往々にして症状と、背後にその方が歩んできた人生が密接に絡んでいます。

一般に、陽体である子供は、活動エネルギーに溢れていてます。だから、疲れても、寝れば回復し、「慢性疲労」というほど疲れを溜め込むことは、なかなかありえません。あるとすれば、顕著な内臓の弱りによるエネルギー不足か、何らかの心理的負担を感じ続けていたかのどちらかです。

では、何故、本患者さんは、ご自身の疲労感を、「物心ついた頃から」と表現したのでしょうか?それは、<既往歴~現病歴>記載にある、幼少期の家庭環境が影響しているようでした。

<症状の成り立ち>
心が満たされていれば、人間の活動エネルギーである気は伸びやかに巡ります。逆に、我慢・不満・不安など心の負担を、一定期間、抱え続けていると、気の巡りを管理する肝臓に負担が及び、気の流れが停滞します。気の停滞は体のだるさを感じさせる要因になります。

ご本人曰く、両親との愛情関係が希薄な家庭環境で育ち、感情を表に出すことに苦手意識がありました。そのため、家庭では想ったことを心の内に溜め込みがちになり、鬱積する幼少期を過ごしてきたそうです。

恐らく、そういった環境が影響して、「物心ついた頃からの倦怠感」と表現されたのでしょう。

それでも、高校時代にクラリネットという自分自身を表現できるものに出合ったことは、本患者さんにとって、大きな救いでした。事実、リズムや音といった音楽的要素によって、自分自身の倦怠感が緩和するのが実感できているのですから。

以上のことから、本患者さんの倦怠感の要因を、「満たされない想いを感じ続けたことによる、気の停滞」と診断しました。すると週1回の治療で、1ヶ月ほどで倦怠感が徐々に軽減していきました。幸いなことに、この診断による治療で、本患者さんの倦怠感は、順調に改善していきました。

<「神」の状態の見極め>
しかし、診断や治療技術が適切にも関わらず、このように症状がなかなか改善していかない場合もあります。その場合、多くは、ご自身の心の扱い方が関係しています。漢方医学では、精神作用、そして生命活動の主宰者としてのはたらきを、「神(しん)」が担っているとしています。

「神」は、普段は意識されることなく自動的に働いてくれます。その状態が意識されるのは、人の言動や社会情勢など外的状況が影響して、心が大きく揺さぶられるときです。心が揺さぶられ続けると、「自分」を見失いやすくなります。これは、いわば「神」が弱っている状態です。

人生には、迷いや不安が付き物です。それでも、どれほど迷いや不安を抱えても、結局、迷いに浸り続けなければいいのです。それには、迷いの大本は、人の言動や社会情勢といった「外」より、自分の「内」にあることを知らなくてはなりません。それが心の奥に鎮座する「神」なのです。

「神」がしっかりしていれば、少々の「慢性疲労」でも持ち堪えられます。しかし、過度の疲労の「過労」になれば、その影響が次第に「神」にも及んできます。そうなると、「神」の重要な働きである、適切な状況判断ができないばかりか、自然治癒力も低下していきます。この段階は、「慢性疲労症候群」に近い状態と思われます。

本患者さんの場合、問診での様子から、心への負担が深く「神」にまでは及んでいませんでした。だから、治療成果も順調だったのかもしれません。

漢方医学では、どんな病であっても、この「神」の状態を見極めることから診察が始まります。神、そして心・身、これら3つの「しん」の立て直しが漢方鍼灸師としての大事な役割です。

こちらに、本症例の患者さんの喜びの声を紹介させていただいています。

症例5 肩こり、耳鳴、頭痛、胃痛、扁桃炎など各種不定愁訴でお悩みの大阪市20代の女性

患者:26歳 女性 休職中
初診日:2010年9月25日

主訴について

肩こり、耳鳴、頭痛、胃痛、扁桃炎など各種不定愁訴

〇肩こり(右>左)
張って固まっている感じ。ひどい時は背中から腰まで固まる。
右前腕~手に欠けて痺れてお箸や包丁が持ちにくい。

その他の症状

〇疲労時の腰痛
〇アレルギー性鼻炎

※解説イラストは表記上、裸モデルを使用していますが、実際は服を着用したまま、診察・治療を行っております。

既往歴~現病歴/生活環境/精神状態など

4歳 髄膜炎
中学生 片道2時間かかる学校に通学していた。この頃より、頭痛が出てきた。

18歳 以前より、生理痛がきつくなり出した。

19歳 飲食関係のお店に就職。

22歳 百貨店で美容部員として勤務。元々、美容系の仕事がしたかったこともあり、楽しく働けた。

24歳 会社が倒産し、失業。半年間無職で、燃え尽き症候群のようになって、体調を崩す。
気分的に塞ぎ込んでいた時期。
両手のひらから肘にかけての湿疹。

25歳 その後、いくつかの仕事を経て再就職するも、8月に退社。
退社前後、喉痛になる。内科受診後、アレルギー用の喉薬で治癒。

その後、ディズニーランドに行った翌日に、喉痛が再発。その後に、耳の裏(耳下腺)が痛んだ。
高熱(39℃手前)。悪寒と発熱の繰り返し。口苦、咽乾、目眩(本人曰く、方向転換が無かった)、食欲低下。
点滴と抗生物質にて解熱(発汗した)。

漢方医学的診断/治療と経過

【漢方医学的診断】
肝鬱気滞、少陽気分の湿熱邪
【治療】
少陽部位の気血の停滞を取り除くためのツボへ一穴選択。

まとめ

主訴の一つの扁桃炎は、2010年8月の半ばに風邪をきっかけに発症しました。

この時の風邪の状態は、

39℃手前の高熱、寒気と発熱の繰り返し、口が苦く乾く
方向感覚がなくフラフラする、生臭い黄色の痰
耳の裏の痛み、食欲低下

などです。

受診された耳鼻科で処方された抗生物質、点滴などで発熱症状を中心とする風邪症状は収まるも、扁桃炎は取れない、

その他に、肩凝り・肩甲骨の張り・頭痛・耳鳴・右腕のシビレ・右太もも後面の突っ張り

などの症状もあるということで、当院に来院されていたお母様の紹介で、ご来院されました。

本患者さんの様に、風邪引き後に、発熱は収まったけども、咳や喉の痛みがなかなか抜け切らない事があります。こういう時、多くは、風邪引き前の整体の状態が影響しています。

なので、問診で風邪を引く前の状況を確認することがとても大切です。

例えば、食べ過ぎ、疲れが溜まってなかったかなどです。

すると、主訴発症の2週間ほど前に派遣で勤めていた会社を解雇されたことによって、ストレスがかなり溜まっているとのこと。

また、3年前からストレス時に耳鳴が生じやすい、雨降り時に頭痛が生じやすい、など元々、整体の側面を走行する少陽部位に気血水が停滞しやすい体質要因がありました。

このことから、治療として、

気の上衝を引き下げる
こもった熱を除去する
ために、肝の気の巡りを良くしながら、少陽部位の湿熱邪を取り除く治療を行ったところ、扁桃炎の方は早期に改善しました。

一方、肩凝り、耳鳴、頭痛の方は、症状として長いものなので、情緒面の変動によって一進一退の面があったものの、徐々に軽減していきました。

この様な喉痛の他にも、咳や微熱など、なかなかスッキリしない風邪の残余症状があります。この場合も、同様に、風邪引き前の整体の状態・生活環境などが大きく影響しています。なので、単なる風邪治療を施しても、なかなか治りません。

長引く、一見、風邪様の症状は、細菌やウイルスなどの外的要因を相手にするより、内的要因としての体内環境を整えることを主体にする。それで、症状が一早く改善されやすくなることをご理解いただければと思います。
こちらに、本症例の患者さんの喜びの声を紹介させていただいています。

漢方鍼灸 妙見活法 大阪天満 かわかみ吉祥堂

所在地〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋4丁目8-25 長田ビル3F
駐車場なし
電話番号06-6354-4189
休診日日曜日 火・土曜日午後 第4木曜日午前
院長川上 哲寛妙真
駅から治療院までの詳しいアクセスはコチラ

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