ホーム > 大阪市の不妊鍼灸をお探しの方へ | 自律神経症状の早期改善なら、大阪市北区の漢方式鍼灸院「大阪市てんま吉祥堂」
日本では、1949年、慶応大学医学部付属産婦人科での、非配偶者間による人工授精児の誕生が、不妊治療の始まりとされています。それから、34年後の1983年、東北大学医学部付属病院で体外受精による妊娠、出産が行われました。以来、国内で、年々不妊治療を行う病院が増え、現在では、約600ヶ所以上あるそうです。この数字はアメリカの約500ヶ所、中国の約300ヶ所を大幅に上回る数字であることから、日本は世界一の不妊大国と言えます。
そして、2014年の体外受精の総件数、約39万3745件は世界最高クラスで、そのうち4万7322人の子供が生まれ、いずれも過去最高を記録しました。14年の総出生数は約100万3500人なので、体外受精で生まれた子どもの割合は約21人に1人になります。しかし、出産率では世界でも最低クラスに値します。
そういった不妊治療の状況が影響してか、日本産婦人科学会は、2015年8月に、「避妊せずに性生活を行っているのに、2年間妊娠しないこと」という従来の不妊症の定義が、諸外国の基準に合わせ、2年間から1年間に短縮変更しました。日本産婦人科学会の公式発表によると、定義変更により、より早期に適切な不妊治療を受けることを期待しているそうです。
妊活されるご夫婦は、こういった日本の不妊治療の現状を、知っておいた方がいいと思い、ご紹介させて頂きました。それを踏まえ、次に不妊の要因について考えてみましょう。
妊娠が成立するためには、卵子と精子が出会い、受精して着床するまで、多くの条件が揃う必要が有ります。そのため、不妊症の原因は、多くの因子が重複していたり、逆に検査をしても、どこにも明らかな不妊の原因が見つからない原因不明のものもあります。ここで、女性、男性それぞれに認められる、西洋医学的な不妊の要因をご紹介致します。
これらの要因に至るまでに、主に、血流の悪さ、自律神経の不調和、ホルモンのアンバランスといった問題が指摘されます。
鍼灸師は、立場上、血流、自律神経・ホルモンについて、直接検査することは出来ません。自律神経・ホルモンのデーターが判明しているのなら、それを参考にしながらも、あくまでも漢方医学独自の診察法で患者さんのお体の状態を把握していくことがメインになります。
鍼灸によって不妊治療を行うにあたり、タイミング療法をするにしろ、高度不妊治療を選択するにしろ、妊娠しやすい体の条件を整えることが何よりの最優先事項となります。
当院が考える、妊娠しやすい体に最も必要な条件とは
ことです。
新陳代謝は、一言で言えば、「必要な栄養素を吸収し、不要になった老廃物を排出する」ことです。たったこれだけのことですが、新陳代謝機能が低下する要因は、個々の体質・生活習慣により異なります。それを見極めることが治療者側の仕事になります。
新陳代謝機能が低下する要因として、主に次の5つが挙げられます。
これらの要因が重なると、全身の血流が悪くなり、老廃物が蓄積され病理産物が生じます。その一方で、必要な栄養物が子宮への輸送・吸収されにくくなって、部分的な栄養不足になります。そうなると、子宮内環境が乱れ、卵子(精子)の質が低下します。これらの要因で新陳代謝機能が低下すると、必然的に不妊体質になりやすくなります。それぞれの要素の相関関係をチャート化すると、次のようになります。
そこで、鍼灸治療で不妊体質を改善するにあたり、上記のチャートのいずれが問題になっているかを検討していくことになります。その際、鍼灸治療はどの部分にアプローチするのか、患者さんご自身で気を付けてもらうことを含めて、考えてみましょう。
といったことです。
そして、鍼灸治療では、チャートの主に真ん中部分の「血流改善」・「老廃物の除去」、そして「疲労回復」の3つにアプローチすることになります。
これらが相互に噛み合うことで、正常な新陳代謝機能を取り戻すことに繋がります。正常な新陳代謝機能を維持出来るようになれば、全身と生殖器の相互の協調性も保たれ、
全身と卵子(精子)の相互の疲労回復⇒質のいい卵子(精子)の確保
全身と子宮内の相互の体液循環の改善⇒排卵から着床までの子宮環境整備
といった妊娠しやすい条件が整いやすくなってきます。
漢方医学では、この正常な新陳代謝機能を取り戻すために、各五臓六腑の働きを中心に判断していきます。
また上記のチャート以外に考慮すべきこととして、老廃物の蓄積や内臓機能低下などによって内臓下垂が生じ、そこから生殖器が物理的に圧迫されることです。生殖器が物理的に圧迫されたままの状態では、鍼灸治療が機能しにくくなります。その場合、当院では、腹部の各内臓がいい位置に納まるよう、内臓下垂の問題の縮小化に努めております。
大阪天満 かわかみ吉祥堂での初診の際、丁寧かつ体系的に問診をされる川上先生の姿勢に、これまで自分自身の経歴についてお話をすることで気持ちが楽になり、川上先生に診てもらうことで改善できるかもしれないという信頼感が強まり、なによりもまずは鍼治療に専念したいと感じたことを覚えています。
それから週一回のペースで一年程通った時、妊娠していることが判明しました。本当に嬉しく、川上先生と二人三脚で根気よく治療を続けてきた結果が実ったと感謝の気持ちで一杯になりました。
途中、何度も「授かるのが難しいのでは」と弱気になりましたが、川上先生から「妊娠することが目標ではなく、あくまでも元気な赤ちゃんが生まれることが目標ですからね」という言葉を掛けられ妊娠しないこにあせりを抱いている私の心を察し気持ちを落ち着かせていただいたこともありました。
妊娠した後も、基本的には週一回のペースで治療を続けたお陰で、(妊娠)初期にありがちなトラブルもほとんどなく、安定期以降も逆子の心配もなく38週2日に自然分娩で3108gの元気な赤ちゃんを出産することができました。
通い始めたばかりの頃、最初に相談した症状(未妊症)とは別に、逆流性食道炎によるのどの不快感があったので相談したところ、今までは病院で薬を処方してもらっても改善するまで早くて1週間はかかっていたのに、たった1度の鍼でウソのように症状が楽になり、鍼の効果に感動して、それ以来は気になることがあればすぐに相談するようになりました。
鍼といってもまったく痛みもないし、何よりも妊娠を考えていたので、薬を飲むことに抵抗を感じていたので、安心して続けることができました。
妊娠しやすい体ができるまでは時間がかかることは最初に説明をうけていたので、あせる気持ちもはじめはありましたが、とにかく処置をしてもらった後はすぐ眠れるし、春先のひどい花粉症も目薬すら必要なくなり、気がつけばどうき、息苦しさも「そういえば最近忘れていたな」と思えるようになりました。
通いはじめて半年くらいたった頃から、基礎体温が1度くらい上がっており、生理前に悩まされていた月経前症候群もほとんどなくなり、ずいぶんと体調が良くなったなと感じていた折、やっと子供が授かることができました。
今思えば不妊治療で病院へ通うよりも時間がかかると思っていましたが、かえって鍼灸に切り替えたことで、近道になったのでは感じます。
妊娠してからも通いつづけ、おかげでつわりもほとんどなく、7ヶ月の現在も順調に育っています。
今でも気になる症状はすべて相談して対処してもらっているので、薬にたよることは全くありません。
本当にこれだけ順調にいられるのは、ここに通いはじめたおかげだと感謝しています。最近は、同じように未妊・不妊に悩む友人にも鍼をすすめています。
体調で気になることはいろいろ出てきますが、そのつどいろんな病院に通うより、ずっと楽だし、安心できるので、今では、私は鍼灸治療には絶対の信頼感をもっています。
○冷え症について
ずっと末端冷え症で、つにここ5年くらいがひどかったが、初めて治療を受けた日でも足先がポカポカし、ご飯を食べた後など、いつも汗をかかなかったのに、汗をかくようになりました。
何回かかよううちに足や手の冷えが改善され、びっくりしました。おかげ様でこの冬はいつもより暖かく感じました。
○肩こりについて
はじめは、あまり効果がわからなかったのですが、先生に軽いウォーキングをするように言われ、荷物など何も持たず、手をぶらぶらさせて、40分ほどウォーキングをしたら、次の日、肩がすごく楽で、肩こりが改善されていることに気づきました。
仕事柄、腕をよく使い、肩こりはずっとあり、通勤中、荷物を持っているのも辛いくらいでしたが、それ以来、たまに肩こりは感じますが、かなり楽になりました。
○妊娠について
通い始めて、3か月くらいで、妊娠しました。
同じ時期に婦人科に通い始めていたのですが、婦人科の検査の結果などで落ち込んだり、びっくりしたのですが、先生に話を聞いてもらうことで安心でき、不安やストレスが少なくなりました。おかげで妊娠できたと思います。
○気持ちの変化
初診の時のカウンセリングで、先生と話し、改めて自分の性格の弱さをしることができました。
今までは小さなことに動揺したり、不安になったりと、気にしすぎていたところもあったのですが、通うにつれて「まあいいか」という気持ちがでてくるようになり、心に前より余裕がでてきたような気がします。そのおかげで、自分自身が過ごしやすくなり、ストレスも減ったように思います。
まだまだ不安に思ったりする事もありますが、先生の言葉を忘れずに過ごしたいと思います。気になっていた症状がほとんど改善され、本当に通って良かったと思います。ありがとうございます。
(※施術効果には個人差があります。)