こんにちは!
大阪天満 かわかみ吉祥堂
院長の川上です。
秋冬になると、増えてくるのは呼吸器系の症状です。
特に多いのが、以前「秋に増加する長引く咳とその原因」でお伝えした、長引く咳です。
寒気、頭痛、発熱といった、いわゆる風邪症状は収まったのに、咳だけが出続ける。
そんな方の身体的特徴として挙げられるのが、肋骨がガチガチに固まっていて動きにくいことです。
肋骨の動きが制限されれば、当然、中に納まっている肺も息がしにくくなります。特に吸うのが困難になるでしょう。
肋骨が固まってしまう要因として、
①精神的ストレス
②運動不足
③デスクワークなどの手作業過多による、首肩のこり
などが挙げられます。
これらに共通することは、
息が詰まる
ことです。
息が詰まれば、血流が悪くなります。血流が悪くなれば、血流によって養われている筋膜が硬くなります。その結果、肋骨周りの筋肉も硬くなり、肋骨の動きが制限されてしまいます。
精神的ストレスを取り除けない
疲れて運動する気にもならない
デスクワークもせざろう得ない
原因となる因子が解消しない、なら、どうするか?
結果的に、肋骨の可動性が上がる状況を先に作ってしまえばいいのです。肋骨の可動性が上がれば、胸郭内の環境が整い、自然と咳が和らぎます。
妙見法術活法には、肋骨の可動性を上げることで呼吸をしやすくなる技法が伝わっております。この技法が生まれた背景は戦場にあります。
戦いの場面で、落馬や高い壁からの転倒で背中を地面に打ち付け、身動きが取れなくなった場合、それは即「死」を意味します。
そんな状況を一早く回避する必要性から生じた特殊技法が、「指兜」です。
「指兜」は、手の指を介して、短時間に肋骨の可動性を上げてしまう技法です。「指兜」を施された武士は、息を吹き返して戦線に復帰していったと言われています。
この「指兜」は、気管支喘息・咳喘息、過呼吸、肋間神経痛にも応用できます。
呼吸器系の症状をお持ちの方で、呼吸を何度か繰り返し、「肋骨の動きが少し悪いかな~」とお感じの方、是非とも、当院の妙見法術活法をお勧め致します。
お読みいただき、ありがとうございました。
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