ホーム > 大阪市の頭痛改善で評判の漢方式鍼灸院 | 自律神経症状の早期改善なら、大阪市北区の漢方式鍼灸院「大阪市てんま吉祥堂」
もうお薬に頼ることが無いよう、
一緒に頭痛を根本解決しましょう!
「大阪天満 かわかみ吉祥堂」は、様々なタイプの頭痛の治療を得意とする鍼灸院です。
痛み止めの薬を服用しても、あるいはマッサージや整体などを受けても改善がみられない頭痛でお悩みでしたら、当院にお気軽にご相談ください。
「もう、痛いのは嫌だ」「これ以上、お薬を飲み続けたくない」、そういった想いをしっかり受け止め、当院はあなたと一緒に頭痛を解決していきます。
参考までに、2013年に公開された国際的な頭痛の分類をご紹介いたします。
一次的頭痛
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1.片頭痛 | 頻度:月に1~2回程度から、多いときには週に1~2回 特徴:血管拡張性、「ズキンズキン」「ガンガン」と脈打つような痛み |
2.緊張型頭痛 | 頻度:反復性緊張型頭痛は1ヵ月に15日未満、慢性緊張型頭痛は毎日 特徴:筋緊張性、締めつけられるような鈍い痛み |
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3.三叉神経・ 自律神経性頭痛 (群発性頭痛) |
頻度:群発地震のように、ある期間に集中してほぼ毎日 特徴:多くは頭の片側、目がえぐられるような痛み |
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4.その他の 一次性頭痛疾患 |
身体的労作に関連する頭痛(咳嗽、運動時、性行為)直接の物理的刺激に起因する頭痛(寒冷刺激、頭蓋外からの圧力)、表在性頭痛、他の種々のものからなる一次性頭痛性疾患(睡眠時頭痛) | |
二次的頭痛
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5.頭頸部外傷・傷害による頭痛(例:外傷後頭蓋内血腫による頭痛) 6.頭頸部血管障害による頭痛(例:くも膜下出血) 7.非血管性頭蓋内疾患による頭痛(例:脳腫瘍) 8.物質またはその離脱による頭痛(例:薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛) 9.感染症による頭痛(例:髄膜炎) 10.ホメオスターシス障害による頭痛(例:高血圧) 11.頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛あるいは顔面痛(例:顎関節症) 12.精神疾患による頭痛(例:心身症) |
頭痛は、上記の表のように12に分類されます。頭痛治療で大切なのは、5~7の、緊急性の高い脳疾患の有無の確認です。脳疾患の疑いがあれば、一刻も早く病因での受診が必要になります。以下の項目に1つでもあてはまる場合、念のため速やかに病院での診察を受けましょう。
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一般的に鍼灸院に来院される頭痛疾患のうち最も多くみられるのは、一次的頭痛の緊張型頭痛です。緊張型頭痛の 多くは首・肩こりが見られ、「肩こり頭痛」「筋収縮性頭痛」とも呼ばれます。なので、首・肩こりを解消することで、症状も緩和しやすくなります。
次に多くみられるのが、片頭痛です。片頭痛の原因は、セロトニンの放出・減少によって、頭部血管が収縮から拡張反応を示すことで発症する「血管説」と、三叉神経が刺激されることで頭部血管が拡張する「三叉神経血管説」が有力とされています。しかし、まだいずれの説も完全ではありません。
一次的頭痛は、二次的頭痛の10~12と重なる場合があります。
頭痛改善の一番のポイントは、ずばり内臓の疲労を取り除くことです。
(今後、記事作成)
同じ緊張性頭痛、あるいは片頭痛といっても、人によってその原因は様々です。漢方医学では、頭痛、あるいは関連のある首・肩こりでも、全身の歪みの一症状として捉えて治療していきます。
当院では、漢方医学理論に基づく臓腑経絡の立場で、
「どこが?=where(痛みの部位)」 「どんなとき=when、何をしているとき=what(痛みが出現する条件)」 「どのように=how(痛みの性質)」 |
を伺い、「なぜ=why」痛むのか、お一人お一人の頭痛の原因を明確にしていきます。
<頭痛の部位> ・頭頂部が痛む ・目の奥がえぐるように痛い ・後頭部から項(うなじ)にかけて痛い ・こめかみが痛い ・額・眉間・鼻根部が痛い ・顎から耳の後ろにかけて痛い |
<どのような時に痛みますか?> ・緊張している時、あるいはその後 ・仕事後、休日などホッとしている時 ・朝から痛む ・夕方など疲労時 ・深夜、時に痛みで目が覚める ・PC作業など目をよく使った後 ・運動をした後 ・興奮した後 ・生理前後 ・飲み食いし過ぎた後 ・冷飲食の後 ・雨の日、あるいはその前日 ・寒い日 ・暑い日 |
<痛みの性質> ・頭の血管がズキズキ脈打つ ・頭がキーンとする ・頭がキューっと締めつけられる ・頭がドーンと重く、何かが覆い被さっている感じがする ・頭の中がモヤモヤする |
こういった頭痛の状況に加えて、全身状況も伺っていきます。漢方医学にとって、全身状況とは、主に「五臓六腑の協調性」と「気血水の循環状況(不足と過剰)」です。「局所と全身」を相互関係をみながら、頭痛の根本原因を見極めることが大切です。
例えば、20代後半男性の会社員のAさん、ここ最近、頭痛に悩まされています。そこで、問診で頭痛の様子を伺うと、
<どんな時>ストレスが溜まっている時
<部位>頭頂部が
<どのように>キューっと締めつけられる
といった情報を得られました。
過度のストレスは、情緒面を管理する内臓の「肝」への過負荷となって気の停滞を生じさせます。これを、専門的に「肝鬱気滞」と呼びます。肝は筋膜を主り、過度のストレスといった精神的負荷がかかると、筋膜の過緊張が持続するようになります。要するに、「肝鬱気滞」は、常時、心と体のスイッチがON、休まっていない状態と言えます。
Aさんは、こういった背景により、首・肩が凝り、その結果として「頭痛」に至ったのでした。この場合、全身の気の流れを良くする治療を行うことで、首・肩こりが緩和し、それに付随して頭痛も緩和していきます。
また、上記と似た頭痛だったとしても、「30代女性、生理後、貧血とともに頭痛が継続する」といった条件が一つ加わるだけで、診立てが変わります。
生理出血による血の消耗により、疑似的な緊張状態が持続します(相対的な気の停滞)。その場合、単に気の流れを良くするだけでは、その場しのぎにしかなりません。「血不足」を補うために、血の生成を促す治療を加味する必要があります。
このように、漢方鍼灸では、杓子定規に従って、緊張性頭痛だから、このツボといった安直な治療を行いません。